こんにちは!
2000年代の映画が3部作のうちのパート2!スターウォーズだとクローンの攻撃!
前の記事読んでない人は是非読んでみてください、いや頑張って書いてるから読んで!
たくさん読んで!!!
さて、2010年代のヒップホップは「多様化・実験・ネット時代への適応」がキーパーソンになってくるかなーと。
2010年代前半(2010〜2014年)の主なトピックとしては、
- トラップの主流化
アトランタ発のトラップ(重低音+ハイハット連打)がメインストリームに。Future、Migos、2 Chainzらが台頭。 - ケンドリック・ラマーと“コンシャス”の復権
『good kid, m.A.A.d city』(2012)でリリック重視のリアルなストーリーテリングが評価される。
そして2010年代後半(2015〜2019年)の主なトピックとしては、
- SoundCloudラップの登場
XXXTentacion、Lil Uzi Vert、Lil Peepなど、エモ/パンク的な要素を取り入れた新世代がネット発でブレイク。 - トラップの世界標準化
Travis Scottや21 Savageらがグローバルに活躍し、トラップがアメリカ以外の国でも主流に。 - ジャンルの壁の解体
DrakeやPost Maloneなど、歌とラップを自由に行き来するアーティストが成功。ヒップホップとR&B、ポップの境界が曖昧に。
2010年代はネットとセルフプロデュースで誰でもスターになれる時代となり、同時に音楽性・表現の幅も大きく広がった10年でした。
2000年代以降:ジャンルの拡大と真実の物語
映画でいうと、ドキュメンタリーと伝記映画が多くなってます。
個人的にブラックユーモアたっぷりのコメディが大好物なんで少し残念ではありますが、それでも伝説的グループの伝記映画はぶっ刺ささりましたね。
結局のところ、『アガるかアガらないか』これに尽きる!
そんなこんなで行ってみましょ!
BEATS RHYMES & LIFE: THE TRAVELS OF A TRIBE CALLED QUEST(2011)
この作品は2011年公開。監督はなんと俳優のマイケル・ラパポート!
彼自身がATCQの大ファンだったことから、自らカメラを持って、彼らの歴史と心の奥にまでグッと踏み込んでいくドキュメンタリー映画。
A Tribe Called Questっていえば、「Can I Kick It?」「Bonita Applebum」「Check the Rhime」など、
ジャズを取り入れたオシャで知的なヒップホップスタイルで90年代の音楽シーンを一変させたグループ。
この映画では、彼らがどうやって結成され、どんな風に時代を変え、なぜ一度解散することになったのか。
そしてメンバー間にどんな確執や絆があったのかが、赤裸々に語られていく。
Q-Tip(グループの頭脳)、Phife Dawg(小柄だけどパンチの効いたラッパー)、Ali Shaheed Muhammad(DJ)、Jarobi(初期メンバー)の4人。
この個性の塊たちがぶつかり合いながらも、時代に爪痕を残した軌跡がここにある。
ただの音楽ドキュメンタリーじゃなくて、友情、挫折、再生、そしてHIPHOPの進化の物語って感じ!
『Beats, Rhymes & Life』は、
“音楽は仲間と作るもの。でも、仲間だからこそ難しい”ってことを見せてくれる、めちゃくちゃヒューマンなヒップホップ映画。
ATCQ好きにはもちろん、ヒップホップの裏側や、グループの中の葛藤を知りたい人にも絶対観てほしい1本。
この映画の魅力
- トライブの結成から解散まで、完全網羅!
仲間だったはずのPhifeとQ-Tipの関係の変化とか、リアルすぎて胸が痛いレベル。 - ジャズ×ヒップホップの革新が体感できる
彼らのサウンドがどれだけ新しかったか、どうやって作られたのかがわかる構成。 - インタビューが超豪華
カニエ・ウェスト、コモン、ファレル、モス・デフ、ビースティ・ボーイズなど、影響受けたアーティストたちの証言がズラリ。 - 全編に流れるATCQの名曲がエモい
あの独特のビートとラップが映像と一緒に蘇って、心を掴まれる。 - ラパポート監督の“ガチオタ視点”がいい味出してる
ただの有名人インタビューじゃなくて、ファンとしての視点が映画全体に愛を注いでる。
SOMETHING FROM NOTHING: THE ART OF RAP(2012)
監督を務めたのはなんと、あのアイス・T! そう、ギャングスタラップの元祖のひとりであり、今ではドラマ俳優としても活躍してるあの人。
でもこの映画では、俳優業じゃなくて完全にヒップホップヘッズの顔で登場。
彼がカメラを持って、アメリカ中のラッパーたちに会いに行って、「ラップとは何か?」「どうやってリリックを書くのか?」っていう核心中の核心を聞いて回るという、ガチのラップ論ドキュメンタリー。
登場するのは、レジェンドクラスのアーティストばっかりで
- Rakim
- KRS-One
- Nas
- Ice Cube
- Eminem
- Snoop Dogg
- Mos Def(Yasiin Bey)
- Common
- Dr. Dre
- Q-Tip
- Kanye West
…などなど、もう「HIPHOP神殿の住人たち」って感じの面々。
しかも、誰かの“評伝”とか“歴史紹介”じゃなく、本人の口から「俺はこうやって書く」「ラップとはこういう芸術だ」って語られるスタイル。
インタビューだけじゃなくて、アカペラで即興バースを披露したり、ストリートや屋上でのラップセッションもあったりで、まさに“音楽ドキュメンタリー”というより、“ヒップホップの心臓音”。
「ラップ=本気で生きてる人の声」ってことを、耳じゃなく心で感じられるドキュメンタリー。
ラップって何?って思ってる人にも、リリック書いてる人にも、
ラップを「武器」にしてきた人たちの声をそのまま届けてくれる、最高の1本。
この映画の魅力
- リリックの作り方が“本物の言葉”で語られる!
「ライムの構造」「何にインスパイアされるのか」など、クリエイティブの裏側が見えるのが新鮮。 - ラッパーたちのアカペラがエグい
マジでみんな“声だけで空気変える”。ラップがどれだけ表現力のあるアートか体感できる。 - ニューヨーク、LA、デトロイト…各都市のHIPHOPシーンを感じられる
街の空気感とラップスタイルがリンクしてて、地域ごとの文化の違いも見えてくる。 - 「誰でもできる」ではなく「誰にも真似できない」ラップの奥深さ
ラップが単なる“リズムと言葉”じゃなくて、「詩であり哲学であり生き様」ってことがわかる。 - ヒップホップを芸術として扱ってる姿勢が本当にリスペクト
ジャンルじゃなくて“カルチャー”として、ちゃんと敬意を持って描かれてる。
TIME IS ILLMATIC(2014)
ラップに詳しくなくても、「Illmaticはヤバいアルバム」ってどこかで聞いたことある人も多いと思う。
1994年、Nasが20歳そこそこで出したデビューアルバム『Illmatic』。
リリース当初はセールス的にはそこまでだったけど、後に「ヒップホップ史上最高の作品」とまで言われるようになった伝説の1枚。
このドキュメンタリーは、そのアルバムが「なぜそんなに特別なのか?」を、Nas本人の視点で追っていく。
ただのアルバム解説じゃなくて、
- Nasが育ったニューヨーク・クイーンズブリッジの環境
- 家族、特に父オル・ダラ(ジャズミュージシャン)との関係
- 兄のJungle、そして亡き親友Ill Willとの思い出
- 教育、ストリート、差別、暴力のリアル
- そして、あの完璧なリリックがどう生まれたか
…そういった要素をぜんぶ織り交ぜながら、「1人の少年が“Illmatic”を作るまで」の過程を深く掘り下げてる。
「伝説のアルバム」=「ひとりの黒人青年の魂そのもの」だったことを、真正面から伝えてくれる作品。
ラップに興味ある人はもちろん、「なぜ“詩”が人生を変えるのか?」ってことを考えたい人にも、めちゃくちゃ刺さる内容になってる。
この映画の魅力
- “アルバムの裏側”じゃなく“人生の裏側”に迫ってる
リリックに込められた背景がリアルすぎて、聴き返したときの見え方がガラッと変わる。 - クイーンズブリッジの空気感をドキュメンタリーとして体感できる
銃声、ドラッグ、希望、教育崩壊…90年代のNYがどうだったのかがよくわかる。 - アルバムに参加した伝説的プロデューサーたちが語る制作秘話
DJ Premier、Pete Rock、Q-Tip、Large Professor…このメンツが揃った奇跡がいかに凄かったかが語られる。 - 父・オル・ダラとの関係性が味わい深い
ラップとジャズ、詩と音楽、世代と感性が交差する“家族の物語”としても観られる。 - Nasの言葉がひとつひとつ重い
単なる思い出話じゃなくて、“自分が何を背負って作品を作ったか”を真摯に語ってて心に刺さる。
Straight Outta Compton(2015)
この映画は、1980年代後半に西海岸から登場し、アメリカ音楽シーンをぶち壊した伝説のHIPHOPグループ、
N.W.A(エヌ・ダブリュー・エー)の結成から解散、そしてその後のそれぞれの道までを描いた、ガチでエネルギー爆発の伝記映画。
- Dr. Dre(天才プロデューサー)
- Eazy-E(ストリート出身の実業家)
- Ice Cube(鋭すぎるリリック職人)
- MC Ren & DJ Yella(影の功労者)
舞台はロサンゼルス・コンプトン。
ドラッグ、暴力、ギャング、警察の暴力…生きてるだけでハードな街で、彼らは音楽で声を上げる。
その代表作が、まさに映画のタイトルにもなってる名曲「Straight Outta Compton」。
彼らのラップは過激で、社会は「これは危険すぎる」と反発するけど、それでも彼らは止まらない。
FBIからの警告、グループ内の金の問題、仲間割れ、契約トラブル、友情と裏切り…
全部リアルに描かれてて、音楽と現実がぶつかり合う青春バトルムービーでもある。
Straight Outta Comptonは、「HIPHOPは怒りの代弁者であり、仲間と夢を描く武器だった」ということを、エンタメ全開で、それでもリアルに描き切った傑作映画。
HIPHOPに興味ある人はもちろん、「夢に殴られても進む若者たちの物語」として観ても、めちゃくちゃ熱くなれる
この映画の魅力
- 超クオリティ高い“伝記エンタメ”として完成されてる
ただの音楽映画じゃない、友情、裏切り、夢、怒りが全部詰まったドラマとしてめっちゃ引き込まれる。 - ラップのリリックが実際の痛みから生まれたことがリアルに伝わる
「F*** tha Police」って単なる暴言じゃない、“叫び”としての意味が分かる。 - 社会派メッセージがしっかり描かれてる
警察の暴力や人種差別、それにどうアーティストが向き合うかが重要なテーマになってる。 - 俳優陣の演技がガチ(Ice Cubeの実の息子がIce Cube役!)
O’Shea Jackson Jr.が父親そのものみたいで、まさに“血を引いた演技”って感じ。 - 音楽ビジネスの闇も描かれてるのがリアルすぎる
金と名声、友情と契約…アーティストの“裏側”がここまでちゃんと描かれてるのは貴重。
All Eyez on Me(2017)
タイトルはもちろん、2Pacの名盤中の名盤『All Eyez on Me』(1996)から。
あのアルバム名と同じように、映画も「すべての視線が2Pacに向いていたあの時代」をド直球に描いてる。
物語は、彼の少年時代からスタート。
母親はブラックパンサー党員で、政治活動家としてFBIにマークされるほどの人物。
そんな環境で育った2Pacは、ただのラッパーじゃなく「思想を持った詩人」としての目覚めを早くから持っていた。
そこからNYでの生活、カリフォルニア移住、ラップの才能開花、仲間たちとのつながり
人気とスキャンダルの急上昇、銃撃事件、刑務所生活、デス・ロウ移籍、スヌープやドレーとの関係、そしてラップ史上もっとも衝撃的だった1996年のラスベガスでの銃撃死までを描いた、まさに“2Pacという現象”を1本にまとめた映画。
「2Pacという“生きる伝説”がどう生まれ、どう世界と闘い、そして消えたか」を、
本人の目線にできるだけ寄り添って描いた、熱くて、悲しくて、強烈な伝記ドラマ。
HIPHOPファンはもちろん、
「音楽が人を変える」「詩が社会に届く」って信じたい人にはめちゃくちゃ響く1本。
この映画の魅力
- “2Pacの言葉”の重みがビシビシ伝わる
彼のリリック、インタビュー、演説的なセリフが随所に出てきて、“詩人としての2Pac”が浮き彫りに。 - 音楽、暴力、権力、裏切り、友情…全部入りの波乱万丈人生
映画というより「本物の人生劇場」。1人の人間の光と闇を両方描いてるのがいい。 - 『California Love』『Hit ‘Em Up』『Hail Mary』など名曲ラッシュ!
劇中で流れるたびにテンション爆上がり間違いなし。 - 主演Demetrius Shipp Jr.が見た目も雰囲気も激似!
まるで2Pac本人がスクリーンに戻ってきたかのようなリアルさ。父親がPacのプロデューサーだったのも熱い。 - ビーフと誤解、そして悲劇的な最期まで描き切る勇気
Biggieとの関係、Suge Knightの存在、東西ビーフの緊張感…その空気感がしっかり再現されてる。
Roxanne Roxanne(2018)
80年代のHIPHOP黎明期に登場し、“史上初のフィメール・バトルMC”として名を轟かせたRoxanne Shantéの物語。
舞台は1980年代のニューヨーク、クイーンズブリッジ。
当時14歳だった少女Shantéは、貧困、家庭問題、暴力…とにかくハードな現実に囲まれながらも、
マイクを握ることで、自分の声を世界に響かせようと立ち上がる。
映画では彼女の、バトルラップで男たちをねじ伏せる場面、「Roxanne’s Revenge」で注目される過程、男性社会の音楽業界での搾取と葛藤、家族の問題、特に母親との複雑な関係、若すぎる恋愛、DV、シングルマザーとしての現実…などがリアルに、そして痛烈に描かれてる。
「ラップで勝つ」じゃなく、「ラップで生きる」ってどういうことかを、
ひとりの少女の視点から描いた、静かに激しいHIPHOP映画。
音楽好きはもちろん、
「女性が声を上げるってどういうことか」「貧困と才能の関係」「音楽と生存のギリギリの線」…そういうテーマが響く人にはドンピシャな作品!
この映画の魅力
- 14歳の少女が男たちをバトルで倒す姿がシンプルにカッコいい
「女だからってなめんなよ」がガチでリリックに詰まってる。 - “Roxanne Wars”の裏側を描いた数少ない映像作品
80年代に勃発したラップバトル合戦(50曲以上出た!)の始まりを知れる貴重な映画。 - 男社会と搾取の中で、どう闘ってきたかが赤裸々に描かれる
マネージャーとの関係、恋愛、業界の圧力…痛みと怒りがリアル。 - 当時のHIPHOPシーンの再現度が高い!
服装、ビート、街の空気…ヒップホップ草創期の匂いがビンビン伝わる。 - 「才能があっても、環境がそれを潰してくる」現実の切なさ
サクセスより“現実”をちゃんと描いてて、だからこそ深い。
Blindspotting(2018)
主演はなんと、実生活でも親友同士のDaveed Diggs(デヴィード・ディグス)とRafael Casal(ラファエル・カサル)。
しかも、脚本もこの2人が書いてて、セリフからビートまで全部が“自分たちの言葉”で構成されてる。
まさに「アートと現実の境界が溶けてる」ような一作。
舞台は、急速に再開発されて変わっていく街・オークランド(カリフォルニア)。
主人公は、仮釈放中の黒人青年・コリン(Daveed Diggs)。
残り3日で保護観察が終わるっていう、めちゃくちゃ繊細なタイミングで、
白人の親友マイルズ(Rafael Casal)とUber的な引っ越し業をしてる。
そんな中、ある晩、コリンは警察官が黒人男性を撃ち殺す現場を目撃してしまう。
それがきっかけで、コリンの中にずっと溜まってた怒り、恐怖、アイデンティティの揺れが爆発していく…。
「HIPHOPのリズムにのせて、“見えない現実”を暴く社会派ドラマ」。
しかもそれを、詩と芝居でガチにぶつけてくる名作。
HIPHOP好きにも、映画好きにも、社会問題に関心ある人にもブッ刺さる1本。
それに、ただ重いだけじゃなく、笑えるシーンや“友情”の温かさもあるのがデカい。
ちなみに、この映画にはスピンオフのTVドラマ『Blindspotting』シリーズもあるから、
本作が刺さった人はそっちもぜひチェックしてみて!
この映画の魅力
- Daveed Diggsの演技とラップ・ポエトリーが神がかってる
クライマックスの“語り”は完全に鳥肌モノ。芝居とスピットが一体になってる。 - 会話がラップみたいにテンポよくて心地いい
街の会話も、怒りも、友情も、全部リズムでできてる。これはHIPHOP映画じゃなくてもHIPHOPそのもの。 - 警察暴力と人種差別の“個人レベルでの重さ”を描いてる
ニュースじゃなく“目撃した本人の視点”だからこそのリアリティと息苦しさ。 - マイルズとコリンの“友情”がリアルすぎる
肌の色も育ちも違う2人。でも「誰が加害者で、誰が被害者か?」という問いが常に交差してる。 - 音楽が静かに効いてる。派手じゃないけど感情を動かすBGM
ラップやポエトリーもストーリーの一部として生きてる。
Everybody’s Everything(2019)
インターネット時代のHIPHOPとエモ文化を象徴する“ひとりの孤独なスター”
Lil Peep(リル・ピープ)の光と闇を描いたドキュメンタリー、『Everybody’s Everything(エブリバディズ・エブリシング)』
ジャンルはドキュメンタリーだけど、普通の“音楽伝記”とは違って、とにかくパーソナルで、詩的で、感情むき出しの1本。
主役は、2017年に21歳の若さでオーバードーズによりこの世を去ったラッパー/シンガー、Lil Peep(本名:Gustav Elijah Åhr)。
物語は、子ども時代(詩をよく書いていた優等生)
➡SoundCloudから始まったDIYミュージック活動
➡GOTHBOICLIQUE(ゴスボーイクリーク)との出会い
➡爆発的なファンの支持を得る一方で、薬物、メンタル不調、ツアー中の孤独…
➡そして突然すぎる最期までを、彼自身のSNS、家族の証言、仲間の視点から描いていく。
“音楽スターの記録”じゃなく、“ひとりの優しい青年が傷つきながら世界とつながろうとした記録”。
ラップやエモ、サブカルを越えて、
「孤独な心がネットでどう繋がるか」「何を背負うと人は壊れるのか」を問いかけてくる作品。
Lil Peepの音楽に救われた人、
現代の若者文化やメンタルヘルス問題に興味がある人、
そして「音楽は人生の断片そのものだ」って思ってる人には間違いなく刺さる1本。
この映画の魅力
- Peep本人の“詩的な言葉”が映画全体を貫いてる
SNSの投稿や母親への手紙がナレーションとして使われてて、それだけで泣ける。 - ヒップホップ×エモ×パンク×サッドボーイ文化のミックスが分かる
ジャンルの壁を壊したPeepの音楽的意義がちゃんと描かれてる。 - ファンとの関係が“音楽というより感情のやりとり”だったことが伝わる
「君の音楽で救われた」っていうファンの声と、Peep自身の苦しみが交差する瞬間が胸を打つ。 - 薬物・うつ・依存…リアルすぎるメンタルの問題を隠さない
カッコよく見せず、むしろ「見せるべき現実」として描いてる。 - Peepのおじいちゃん(哲学者!)の手紙が沁みる
タイトルの“Everybody’s Everything”は、Peepが「みんなにとってのすべてになりたい」と言った言葉。でもそれが“自己犠牲”につながっていった悲しさもある。 - 家族と仲間、それぞれの愛と葛藤が丁寧に描かれてる
彼を守りきれなかった人たちの視点があるから、映画がただの美化になってない。
あとがき:2010年代の結論
アーティスト自身の伝記映画がやっぱり多いですね。
とはいえA Tribe Called Quest、NAS、N.W.A、2PAC、Roxanne Shanté…などなど
伝説的グループやレジェンド級のラッパーの映画が多かったですね。
ご都合主義じゃなく現実を突きつける映画も多く、いい意味でリアルを教えてくれる作品がありました。
個人的には割とコメディが好きなので、今回出てこないのは残念…。
次はいよいよラスト!2020年代
鋭意執筆中なのでしばしお待ちを!
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